吹田の伝統野菜「吹田くわい」を守りつづける平野農園さん

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今回は、いつもお世話になっている、吹田の伝統野菜で「吹田慈姑」(吹田くわい)を守り続ける平野農園さんを紹介します。

【平野農園さんプロフィール】

吹田の特産品、吹田くわいをはじめ、なにわの伝統野菜などを幅広く、野菜や果物の生産にたずさわっている農園。

有機農法の考え方を取り入れ、大阪エコ農産物に認定されました。その他のなにわ伝統野菜など、幅広い野菜や果物を、有機農法の考え方で作られています。

最寄りの駅は、北大阪急行江坂駅から徒歩15分のところにあります。

大阪エコ農産物「平野農園」
所在地:大阪府吹田市江坂町3-11-20
ウェブサイトURL:http://hiranofarmfromsuita.web.fc2.com/

平野農園とは?

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服部緑地公園のはずれ、吹田市江坂町にある、良質な水と土に恵まれた農園です。

周りは、住宅街に囲まれていますが、緑豊かな「服部緑地公園」は多数の水源があり、小さな川がいたるところに通っているので、この一帯は豊かな土壌になっています。

160種類以上の無農薬、有機野菜を育てていて、農園とともに直売所も営んでおられます。

一度は絶滅したとされていた幻の野菜「吹田くわい」を、平野さんが中心となって平成14年から栽培を始め、吹田市後援のもと吹田くわいを守り続けておられます。

平野農園の、平野さんとどうやって出会ったの?

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ある日、おせちに入ってる慈姑(くわい)を見て、「無農薬の慈姑ってないかな?」。これがきっかけでネットで探したのが始まりでした。

たいがいの無農薬野菜は出てくるのに、慈姑だけは一向に出てこず、半ばあきらめかけた時に吹田市役所関連のページにようやく慈姑の文字が出てきたんです。

しかも、このあたりは僕の地元です。ですので住所だけでも大体の見当がついたのですが、

「こんなところに畑ってあったっけ?」??

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なまじ土地勘があるがゆえに、半信半疑のまま車を走らせやってくると、そこは何度も通ったことのある道を少し下ったところにあり、平野さんとこが目的でなければ通り過ぎるようなところです。

農園主の平野さんという方、とにかく愛想がいい、いきなり押し掛けたにも関わらず、長い間話を聞いてくれ、「もうほとんど予約で売り切れやけど12月になったら少し渡せるかも?」と言ってくださり、その日から畑に通うようになりました。

ちなみに75歳らしいですが、とても70代には見えません。腹筋も割れてます(見たことあり!)

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吹田くわいの歴史

「吹田くわい」は、江戸時代にはじまり200年近く明治維新を迎えるまで、京都御所へ献上されていました。

しかし、戦後、田んぼの宅地開発や除草剤の影響のせいか、数が激減したため絶滅が危惧されました。おそらく人々の関心が薄かったせいもあったと思います。

その後、昭和338年に南吹田で発見されると市民による保存活動が活発化され、昭和60年には吹田くわい保存会が発足しました。

保存会ができてからは、農家への栽培促進、バケツ栽培を小学校でおこなう活動などに取り組むにつれて、認知度が高まっていきました。

しだいに栽培量も増え、定期的に販売が可能となり、吹田くわいは、再び吹田の土地で育まれ続けています。

吹田くわいの特徴

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 平成17年に大阪府「なにわの伝統野菜」に認証。

芽が出ることから、縁起のよい食べ物として正月料理などに使われます。吹田特産の吹田くわいは、一般的なくわいより小粒でえぐみが少なく、甘いのが特徴です。

毎年5~6月に植え付け、12月に収穫が行われます。

吹田市のHPに詳しい解説がありますので貼り付けておきます。
http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-somu/koho/press/_59122.html

観光案内にも解説があるのであわせて貼り付けておきます。
http://www.suita-kankou.jp/?page_id=88

ミルメルシーでの調理法は?

まず、丁寧に皮をむいて、ブイヨンで味を含ませながら慎重に加熱します。もともと、一般的な中国産の慈姑と違い、苦みも少なく甘みに富、栗を思わす食味なので、そのままで十分おいしくいただけます。逆に、あまり手を加えないほうがいいかも?

そのほか、考案中なのが、すりつぶしてこっろっけにしたり、イワシなんかの青魚と合わせてテリーヌや、自家製ベーコンとむかごやカリフラワー、サツマイモと炊いてみてもおいしいかもしれません。

まとめ

今回は、当レストランでも使っている吹田の伝統野菜で「吹田慈姑」(吹田くわい)を守り続ける平野農園さんを紹介しました。

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こんな人が書いています

玉城雄湖

ミルメルシーは、お客様が外でも安心して食事ができる環境づくりを目指しています。

そのために、調理方法だけでなく、調味料や仕入れにも気を配っております。

赤ちゃんが食べても安全なように、野菜ソムリエの資格をもったシェフが、農家さんの作る無農薬無化学肥料栽培の野菜を料理・デザートに取り入れています。

健康で安心して食べられて、しかも美味しい料理をご提供できるよう、これからもがんばっていきます。

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